MEO対策とSEO対策の違い|それぞれのメリット・デメリットも

作成日 25-11-2022 10:47 午前



MEOとSEOの違い、わかりますか?

 

SEOとをご存知の方は多いと思います。どちらも検索エンジンに対する対策ですが、内容は全く異なるものです。

 

ここでは、MEO対策とSEO対策の具体的な違いや、なぜ今MEO対策が注目されているのかを解説していきます。

MEO対策とは?

MEO(Map Engine Optimization)とは、「マップエンジン最適化」のことです。

 

例えば、「東京 焼肉」のように「地域+業種」でGoogle検索すると、検索結果にGoogleの地図枠が表示され、その下に該当する店舗が表示されます。また、競合する店舗がない場合は、検索結果の右側に店舗情報が表示されます。

 

MEOとは、この地図枠の上部に対象となる店舗や企業の情報を表示させる施策のことです。特定の地域に対する施策であるため、ローカルSEOとも呼ばれる。

 

この地図枠には上位3店舗が表示され、下位の店舗を見るにはページを下へ移動する必要があります。そのため、上位3店舗を表示するMEO対策を行うことで、ユーザーの目に留まりやすくなり、来店を促すことができます。

 

MEO対策をするには、「Googleビジネスプロフィール」というGoogleの無料ツールへの登録が必要です。Googleビジネスプロフィールの登録方法は、下記の記事が参考になります。

 

【参考】Googleビジネスプロフィールの登録とオーナー確認の手順をわかりやすく解説

SEO対策とは?

SEO(Search Engine Optimization)とは、「検索エンジン最適化」のことです。

 

SEO対策とは、キーワードを入力した際に、検索エンジンの検索結果で対象のウェブサイトを上位に表示させるための対策です。

 

ユーザーは、まず上位のサイトを見る傾向があります。そのため、アクセス数が多く、集客力のあるサイトほど、検索結果の1ページ目に上位表示されます。

 

Webマーケティングにおいて、サイトの表示順位を上げるためには、コンテンツの質が非常に重要です。

MEO対策のメリット

広告費が削減できる

検索サイトに表示されるWeb広告は、特定のキーワードに対して入札を行い、その金額が高いほど広告の表示順が高くなる入札方式を採用しています。

 

そのため、各店舗、各企業が競い合っており、価格は年々上がり続けている。それなのに、「広告」と銘打たれているので、これを見てクリックしない人もいるかもしれません。

 

この点、MEO対策は地域やキーワードにもよるが、業者に依頼しても、安価であればWeb広告を出稿するよりもはるかに安く、しかも地図上という目立つ場所に広告を出すことができます。

ユーザーの目に留まりやすい

前項で述べたように、検索画面では地図が非常に目立ちます。特に、検索結果の上位3位までは、店名や写真、位置情報などとともに表示されるため、効果的な宣伝ツールとして活用できます。

 

MEO対策を行うことで、3件以内に表示されるため、ユーザーにサイトを認知してもらいやすくなり、集客アップにつながります。

他の媒体より上位に位置することが多い

かつて、飲食店の宣伝といえば、飲食店の場合は飲食系口コミサイト、美容室の場合は美容系ポータルサイトへの登録がほぼ必須でした。

 

しかし、これらのサイトを利用するためには、料金を支払わなければならない。この費用が、小規模な店舗にとっては経営を圧迫しています。

 

ただし、地図表示はこれらのサイトの上に表示されることが多いです。また、「新宿美容室」のような地名でお店を探されるお客様には、お店を見つけやすくなっています。

 

もちろん、"MEOをやればポータルサイトは必要ない!"ということではありません。ポータルサイトは必要ないということです。MEOを併用することで、より多くの潜在顧客にリーチすることができるのです。

MEO対策のデメリット

対応できる業種が限定されています。

MEOは、店舗や会社など、実店舗を持つ企業に有効です。飲食店、小売店、施設など、さまざまな業種のお客様を集客することができます。

 

しかし、通販サイトやアクセスアップだけを目的としたサイトでは、Googleビジネスプロフィールに登録できないため、MEO対策は行えません。

SEO対策のメリット

すべてのサイト・ビジネスに対応可能

上位表示の難易度はキーワードごとに異なりますが、すべてのWebサイト、キーワードで対応可能です。

上位に表示されることで長期的に高い効果を発揮する

同じ1ページ目に表示されるサイトでも、1位と10位ではクリック率が1/10になることもあるそうです。質の高いコンテンツを作り、上位表示されれば、アクセス数は確実に伸びるでしょう。

 

また、上位表示されたサイトはユーザーに好印象を与え、ブランディング効果も期待できます。

きめ細かなキーワードでニーズを絞った集客が可能

ニーズが限定されているキーワードを細かく狙っていく対策ができます。そのため、ターゲットを絞って上位表示できれば、一人勝ちできる可能性があり、リピーターが増えやすい傾向にあります。

SEO対策のデメリット

時間と労力が必要です

Googleは、ユーザーにとって有益なサイトを評価し、上位表示する傾向があります。そのため、内容の薄い記事などは上位に表示されません。

 

ユーザーが求めている質の高いコンテンツを、時間と手間をかけて作る必要があります。

 

キーワードの検索意図も日々更新されるため、キーワードによっては何度も改善しなければならないものもあります。

 

また、ホームページを公開してから検索エンジンに評価されるまでには、3ヶ月から6ヶ月程度かかると言われています。効果がすぐに出ないからといってあきらめず、根気よく続けることが大切です。

 

手間と時間のかかる施策ですが、やはり上位表示の効果は大きく、作成したコンテンツは資産になります。

MEO対策が注目される理由

店舗ページが上部に表示されるようになった

Google検索にGoogleマップのフレームが設置され、店舗のウェブサイトよりも目立つ位置にページ上部に表示されるようになりました。

 

これにより、店舗情報を大手ポータルサイトよりも上位に表示することができ、店舗ホームページへ直接集客することが可能となりました。

現在地から近い店舗が表示されるようになった

これまで、例えば「池袋 カフェ」のように近隣の店舗を検索する場合、業種や地域名で検索する必要がありました。

 

しかし、Googleが行った検索アルゴリズムのアップデートにより、位置情報をオンにしている場合は、「カフェ」と検索するだけでユーザーの現在地から近い店舗を表示するようになりました。

ユーザーの44%がGoogleマップでお店を検索

Google公式によれば、最近では、店舗を検索するユーザーの44%がGoogleマップで検索し、そのうちの41%が実際に店舗に足を運んでいます。

 

上記の状況を踏まえ、MEOでは店舗集客の施策として、Googleマップからの流入を増やすことが注目されています。

まとめ

MEO対策とSEO対策の違いについて解説しました。

 

集客方法としては、どちらの方法も大きな魅力があります。しかし、検索上位をポータルサイトが占めていることを考えると、SEO対策はハードルが高いです。

 

MEO対策は、ポータルサイトよりも安価で、上位に表示される可能性があります。ただし、事業規模によっては、SEO対策の方が効果的な場合もあります。

 

それぞれのメリット・デメリットを考慮し、ご自身のビジネスに最適な対策をお選びください。