MEO対策のメリットを解説|やり方や上位表示させるコツは?

作成日 24-11-2022 10:36 午後



MEO対策は、Googleマップを通じて集客したい店舗にとって重要な施策の一つです。また、これまでGoogleマップでの集客を意識していなかった店舗にとっても、新しい集客方法として注目されています。しかし、「Googleマップを使いたいけど、具体的な施策がわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回は、MEO対策とは何か、登録方法、MEO運用のメリットやコツなど、MEOの基本を詳しく解説していきます。また、自社でMEO対策を行うのが難しいという方のために、おすすめのMEO業者もご紹介します。

 

MEO対策とは

MEO対策とは、「Map Engine Optimization」の略で、Google Mapsに登録されている店舗情報をできるだけ目立つように表示するための対策のことです。

 

MEO対策は、ローカル検索で上位表示を実現するための対策とも言えます。

 

MEO対策を成功させることで、ユーザーの検索結果の上位にお店の情報が表示されるようになり、検索結果で目につきやすくなります。その結果、店舗の認知や来店につながることが期待できるため、MEO対策はWebからの集客を目指す上で最も重要な施策の一つです。

 

【参考】

MEO対策・ローカルSEOとは|上位表示させるための具体的な方法を解説 - SEO GEEKS

 

MEO対策のメリットとは

ローカル検索で上位表示させるMEO対策について得られるメリットは以下の3つです。

  • SEO対策と比べると比較的費用がかからない
  • SEO対策に比べて効果が出やすいケースあり
  • 来店してもらえそうなユーザーに効果的にアピールできる

 

ここでは、メリットの詳細について説明します。

SEO対策と比べると比較的費用がかからない

MEO対策は、Google検索でサイトの順位を上げるための対策であるSEO対策に比べ、比較的安価に行えることがメリットです。

 

SEO対策は多岐にわたるため、社内に対策ノウハウやリソースがない場合は、アウトソーシングする必要が出てくると思われる。その場合、複数の職種が関わることや施策が複雑なことから、コストが高くなる傾向があります。

 

MEO対策の場合、Googleマップのローカライズと相まって、外部からの依頼でもコストを抑えやすくなり、施策が複雑なSEOに比べ、自社で運用しやすいのも特徴です。

 

【参考】

MEO対策を行うことの利点とは? - WEB集客ブレイン

SEO対策に比べて効果が出やすいケースあり

また、MEO対策は、SEO対策よりも効果が高いというメリットもあります。

 

Googleで業種などを検索すると、地図や店舗リストが表示されることがあります。

これは、Googleが業種で検索するユーザーを「店舗情報を探している」と想定し、検索結果とともに地図を表示するためです。

 

MEO対策を行っていれば、ユーザーがGoogle検索で自分の地域に関連する情報を探したときに、上位表示を実現できる可能性があります。

 

また、画像やクチコミなどの情報も表示されるため、ユーザーの目に留まりやすく、認知・アクセスアップにつながります。

来店してもらえそうなユーザーに効果的にアピールできる

来店する可能性の高い顕在層に訴求できるのは大きなメリットです。

 

地域名と業種名を入力して特定地域の店舗を検索する人は、明確な目的を持っています。

 

検索すると、例えば "この辺においしいレストランはありますか?"といったように、レストランに行くなどのアクションにつながることがあります。

 

そのため、購買意欲の高いユーザーに対して、店舗画像やクチコミ、電話番号などを表示するMEO対策ができれば、電話問い合わせや予約、来店などの次のアクションにつなげやすくなります。

MEO対策の具体的なやり方

MEO対策の具体的な手順は4つあります。

  • Googleビジネスプロフィールに登録する
  • 対策キーワードを設定する
  • 他のWebメディアで露出を増やす
  • 検索順位を確認しながら改善を行う

 

MEOの方法を具体的に知っておくと、業者に委託する際に役立ちます。それぞれの項目について、より詳しく見ていきましょう。

1.Googleビジネスプロフィールに登録する

まず、登録する前にGoogleにお店の営業情報があることを確認します。店舗情報がない場合は、Googleビジネスプロフィールに登録します。

 

公式サイトからの登録が完了したら、本人確認と所有者確認を済ませます。本人確認はハガキ、電話、メール、SMSコードなど様々な方法があるので、自分に合った方法を選びましょう。

 

Googleビジネスプロフィールの公式サイトはこちら

2.対策キーワードを設定する

次に、店舗に関連するキーワードを設定します。設定したキーワードをGoogleビジネスプロフィールに登録することで、Googleマップ上で上位に表示されるようになります。

 

しかし、「地域名」や「業種名」だと検索ボリュームが大きく、強力なライバルがいると上位表示は難しいかもしれません。

 

そのため、「地域名」「メニュー名」など、できるだけMEO対策をしていない適切なキーワードを上位に表示されるように検討します。

3.他のWebメディアで露出を増やす

キーワードを設定したら、Googleビジネスプロフィールにできる限りの情報を盛り込み、内容を充実させましょう。Googleのローカル検索でのランキングには、関連性、距離、視認性のすべてが関係しています。

 

"視認性の高さ "とは、そのお店がどれだけ広く知られているかということです。リンクや記事、店舗情報なども影響するため、ウェブ上で公開されている店舗の情報が多いほど、ランキングで上位に表示されやすくなります。

 

掲載情報を増やす場合は、NAP情報の「名前(Name)、住所(Address)、電話番号(Phone)」を全角で表示することが推奨されています。

4.検索順位を確認しながら改善を行う

掲載情報を増やしたら、こまめに順位確認と改善をしましょう。2022年11月時点でローカル検索は「上位3位」までしか表示されません。そのため、定期的に自店の順位を確認し、順位を向上させることが重要です。

 

閲覧履歴などをもとにブラウザが検索結果に影響を与える「パーソナライズド検索」は使用しないでください。ユーザーごとに異なる検索結果が表示されるためです。

 

Google Chromeに搭載されている「シークレット・ウィンドウ」機能、または他のブラウザの同様の機能を利用することで、閲覧履歴の影響を受けずに検索結果を確認することができます。

MEO対策で上位表示されるコツ

MEO対策をして、自社サイトを上位表示させるコツを4つ挙げていきます。

  • 投稿機能を活用する
  • 口コミを増やしていく
  • Googleビジネスプロフィールと自社サイトを紐付ける
  • 自社サイトのSEO対策をする

 

Googleビジネスプロフィールは、MEOの取り組みをより効果的にすることができます。そのため、4つのポイントを確認し、お店の検索エンジンランキングの向上に役立ててください。

1.投稿機能を活用する

Googleビジネスプロフィールには、お知らせや新メニューなどの最新情報を掲載し、お店をアピールする機能があります。

 

投稿内容は「特典」「最新情報」「イベント」「商品」の4つです。お店の最新情報をこまめに掲載することで、検索するユーザーにアピールすることができます。

 

また、投稿機能を定期的に利用することで、Googleに新しい情報提供のコンテンツとして認識されれば、検索順位が上がる可能性もあります。

2.口コミを増やしていく

次に、Googleビジネスプロフィールに投稿する口コミ(レビュー)の数を増やすようにします。

 

MEOの掲載順位を上げるためには、Googleがあなたのレストランがユーザーの間で人気があることを認識する必要があります。会計時にレビューを書いてもらったり、テーブルにレビュー投稿用のポップを設置するのも効果的な方法です。

 

ただし、口コミ投稿の見返りとして特典を提供する場合は、Googleのポリシーに違反することになるので注意が必要です。

3.Googleビジネスプロフィールと自社サイトを紐付ける

また、Googleビジネスプロフィールと自社Webサイトの情報を連動させるのも効果的な方法です。自社サイトの情報を関連付けることで、Googleビジネスプロフィールへの訪問者数を増やし、評価アップにつながる可能性があるからです。具体的な方法としては、以下の2つがあります。

 

【①Googleビジネスプロフィールに自社サイトを登録する】

 

まず、Googleビジネスプロフィールの「情報」をクリックします。次に、「ウェブサイト」欄に自社のウェブサイトURLを入力し、登録を完了します。

 

【②自社サイトにGoogleビジネスプロフィールの情報を加える】

 

ホームページの会社概要、店舗情報、アクセスページなどにGoogleビジネスプロフィールの地図情報を掲載しましょう。さらに、Googleマップの共有リンクを挿入して、地図も表示させましょう。

4.自社サイトのSEO対策をする

MEO対策で上位表示される条件には、自店に関連するサイトの順位も関わってきます。そのため、追加で費用をかけられるのであれば、自サイトのSEO対策も行い、通常の検索結果画面での順位を上げておくとよいでしょう。

MEO対策業者に外注する

MEOのために業者を活用する方法があります。ここでは、MEOの業者を選ぶ際のポイントを2つご紹介します。また、悪質なMEO業者の見分け方についても解説しますので、ぜひチェックしてみてください。

自身で対策が困難な場合MEO対策業者に依頼する

MEO対策は無料とはいえ、慣れていない人にとっては操作が難しいかもしれません。慣れない操作に時間を取られ、作業効率が落ちてしまっては本末転倒です。

 

ご自身での操作が困難な場合は、専門業者への外注をご検討ください。MEO対策を業者に依頼する場合、3つのポイントがあります。

 

  • 多数の過去実績がある会社か
  • お店の方針や指針を汲んでくれる会社か
  • 料金体系が明確な会社か

 

また、結果が掲載されているかどうかは、公式サイトで確認することができますので、詳細をよく確認してから選択しましょう。

悪質なMEO対策業者には注意

MEOの専門業者の中には、MEOに不慣れな経営者をターゲットにして、低品質のMEO対策に多額の費用を請求する悪質な業者も存在します。特に以下のような業者には注意が必要です。

 

【①上位表示を確約している】

 

ローカル検索では、検索地域が変わると検索順位が大きく変わることがあります。店舗から徒歩圏内の検索では上位表示されても、10km離れた店舗では上位表示されないということもあり得ます。そのため、順位に応じた成果報酬が提示されている場合は、詳細な条件を確認し、成果報酬が適用されるかどうかを確認するようにしましょう。

 

【②Googleの関係者と名乗る】

 

Googleの検索順位は、Google社員でも完全に理解できない独自のアルゴリズムで決定されています。そのため、Googleの社員を名乗り、権威を示す業者が、本当に信頼できる結果を提供できるとは限らないことを理解しておく必要があります。

 

【③口コミ代行などのポリシー違反の施策をしている】

 

口コミ代行は、Googleビジネスプロフィールが定めるガイドラインに違反する行為と定義されています。業者がクチコミ広告などの違法な施策を提案していないか、目を光らせておきましょう。

まとめ

店舗を訪れる可能性の高いユーザーに対して、店舗をアピールする施策は、コストを抑えるために有効な手段です。

 

無料で対策を始められ、コストを抑えて集客できる。運用が難しい場合でも、MEO業者に委託することで、SEO対策よりも低コストで行うことができます。

 

本ガイドで紹介した内容を参考に、Googleビジネスプロフィールの活用を始めてみてはいかがでしょうか。